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2016. 09. 16. Fri.

9月7日(水)快晴(1)
「パリですること」というリストの中に下記のようなメモを書いていた。
①街を歩くこと
②コーヒーを買うこと
③花を飾ること
④パンを買うこと
⑤美術館を巡ること
⑥眼鏡を買うこと

①は、特に目的を持たずただ歩きながら街のスナップを撮るという意味。②については、文字通り、その街で売られているコーヒーを毎朝、楽しむという意味。③は、僕が考える旅のコンセプト「その街で暮らすように旅をする」に基づくもので、普段通りのことを旅先でも行えるといいなと思った。パリについた翌日、近くの花屋で白い立派なバラを飾った。おそらくアフリカから輸入されたバラだと思う。④〜⑥については、書かれているとおりの意味。

この日は7時前に目覚めて、野田さんと史絵さんと一緒に④を遂行。パン屋の名前が「アルティザン」で僕らが通う福岡のパン屋と同じ名前だった。

朝食を済ませ、僕らは徒歩圏内にあるロダン美術館に向かった。昨日とは打って変わって、パリは雲ひとつない、どこまでも青い空が続いていた。

まずロダン美術館で2日間のミュージアムパスを買う。ゲートを潜ると庭園には、いきなり「考える人」が展示されていた。余りにもポピュラーすぎて、その前で記念写真を撮っていたお爺さんの写真を撮る。これは仕方がないが、ロダンのブロンズ像・・・特に「考える人」は馬鹿みたいに複製を観ることが出来るので、ビックリするくらい感動しない。それよりも日本と光が違うことに驚く。当然のことながら、外国人の肌の色の違いにもあらためて感心してしまった。そして僕は美術館を巡る間、鑑賞している人々にレンズを向けるようになった。

庭園に展示している「カレーの市民」は素晴らしかった。像の周りをぐるりと一回りすると気がつくと思うが、どの方向でも必ず像の中の誰かが主人公になるのだ。その綿密に練られた造形と演出には、本当に感心させられた。

ロダン美術館を出て、メトロに乗ってピカソ美術館があるマレ地区に向かう。パリの街はどこに行っても同じように見えるのだが、マレは違う。大まかに言えば同じなんだけど 笑、なんだか雰囲気が違うのだ。(つづく)

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