THIS DESIGN

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KOSAKA UNITEN

小坂うに店 ウェブサイト

https://kosakauniten.com/


フリーライターの小坂章子さんのご実家の壱岐島にある「小坂うに店」さんのホームページをリニューアルしました。

THIS DESIGNは、雲丹漁の様子と商品撮影、ホームページの構成とデザインを担当しました。テキストはもちろん小坂章子さん。コーディングはポリワークスの田中さん。

当初、パッケージやショッピングバッグのリデザインも考えられていたようですが、それらを変える必要性は感じられなかったので、小坂さんにそのようにお伝えしました。

さて、ホームページをリニューアルするにあたって、まず取り掛かったのが小坂うに店さんのロゴ。パッケージ同様、新しく作り直す必要はないと考えていて、昭和レトロで昔の印刷会社の職人さんが描いた味のある筆文字のロゴをデジタル化するために書き起こしました。ポイントは、ただ単純に輪郭をなぞりがちなのですが、筆で書いたように書き起こすことにこだわっています。

マークは、「丸」に「小」の字のもともとあったものから、少し手を加えました。これは壱岐島で親しまれている弥生時代後期の出土品「人面石」になぞらえたものです。
ヘルベチカボールドで組んだ欧文も加えて一つのロゴセットとしました。

撮影は、雲丹漁解禁の5月に壱岐島の自然と漁の様子、ウニを処理する加工工程の撮影。それから切り抜きで使う商品撮影。調理例を伝えるウニを使ったシズル撮影。

小坂うに店さんは大きな組織ではなくご家族が経営するアットホームなお店ですので、家族でやっているというスケール感をデザインに盛り込みたいと思いました。つまり背伸びをしない等身大のデザインを心がけ、ホームページ上でのギミックのある動きはつけず、昔見かけたHTMLを0から組んだような素直で健やかな世界観を大切に作りました。ネット環境は比べものにならないくらい良くなっています。写真の解像度を上げてある程度容量が大きな画像でも表示かかる時間は僅かです。したがってギミックのあるウェブデザインより、迫真に迫った写真をある程度大きく見せるということに重きを置いています。まさに上部にアップしている「うに飯の素」の写真がそうです。

我が家では何度も小坂うに店の「ウニめしの素(60gの三合炊き)」を食べていましたが、改めて商品撮影をした時にウニの量の多さに驚きます。本当に半端ない!金木犀か!ってくらいウニが入ってます。それで壱岐島最安値ってくらい安い。大丈夫なんでしょうか苦笑 ほんと、おすすめです。また「一汐生うに」で作った軍艦巻も最高でした。壱岐名産あおさ(30g)も大好きな逸品。磯の香りが豊かで、お吸い物にぴったりですよ。